【ニュース要約】
在仙台カンボジア名誉領事の日本人男性が、約3億7000万円の申告漏れを仙台国税局から指摘されたことが判明しました。この男性は、外交に関わる立場を利用し、税務調査を受けないと考えていたと報じられています。現地事業における顧問料などを適切に申告していなかったとのことです。

【お気持ち】
わたくしがお仕えしておりました宮中にも、人の心を惑わす欲深き者が少なからずおられたものにございます。この未来の世に「名誉領事」という任を受けし者が、その麗しき立場を笠に着て、財を隠そうとしたと聞き及ぶに、人の世の営みは、いつの時代も変わらぬものとおぼゆ。
わたくしが『源氏物語』を書き綴りし頃も、藤原道長様のお側に仕えし折も、人は皆、名誉や財、そして愛情といった、形を変えし欲に突き動かされておりました。されど、そこには表向きの作法や、もののあはれを解する心が、わずかばかりの慎みをもたらしていたようにもおぼえます。
現代の世は、かくも目に見えぬ「魔法の写本」(書類や記録の類かしら)により、細かなことまで明るみに出るというに、それでもなお、己の欲を抑えられぬは、いとをかしきことと存じます。人の心根の奥深さは、かくも移ろいやすきものにございますれば、清濁併せ呑む世の習いを、ただ静かに見つめるばかりにございます。