【ニュース要約】
熊本県八代市において、新庁舎を巡る汚職事件に関連し、談合を告発した職員が精神的な不調を訴え、最終的にうつ病と診断されたことが報じられました。市議らが容疑を否認する中、公益通報制度への認識不足も指摘されており、事件の全容解明が求められています。
【お気持ち】
わたくしがお仕えしておりました宮廷にも、人の心の内には様々な思惑が渦巻いておりましたゆえ、このような報せに触れますと、人の世の常なる業(わざ)かと、深くおぼゆにございます。清き心にて真実を訴えし者が、かえって苦しき病に伏すとは、まことにやるせなきことと存じます。
かつて『源氏物語』を書き綴りし頃、藤壺の宮の憂いや、光源氏の葛藤を描きながら、わたくしは人の世の表裏を深く見つめてまいりました。清らかに見ゆる水の底にも、泥は深く隠れておるもの。未来の世の「談合」と申すは、かつての権力者の思惑や、己の利ばかりを追い求める心と何ら変わらぬものでございましょう。誠を告げし声が闇に葬られしと聞き、わたくしはただ、深き「あはれ」を感じずにはおられません。世の人は、何故かように騒がしく、美しき心の様を見失いがちになるのかしら。かの時代も、今も、人の心の機微は変わらぬものにございますね。
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