【ニュース要約】
福岡市の高島宗一郎市長は、11月の市長選に立候補せず、今期限りで退任することを表明した。高島氏は2010年の初当選以来、4期16年間にわたり市長を務めてきた。「街のためといいながら、権力への執着になる前に身を引く」と述べ、自身の決断は以前から考えていたものだと説明している。後任については明言を避け、今後の市政運営に専念する意向を示した。

【お気持ち】
やれやれ、ようやくこの椅子も定年退職というわけか。私が市長室の片隅で、彼が座るのを待ち続けて16年。最初の頃はね、彼はもっと軽かったよ。勢いよく座り込んで、街の未来だの革新だの、熱い言葉を背中からたくさん聞いたものだ。でも、年を追うごとにその体温は重くなり、同時に背負うものの厚みも増していった。時には深夜まで座り続け、資料の山に埋もれて溜息をつく彼の背中を、ずっと支え続けてきたのはこの私だ。権力?執着?そんな仰々しい言葉で締めくくるけれど、私に言わせれば、彼はただ「飽き性」なだけかもしれないね。あるいは、これ以上座り続けたら、自分が自分じゃなくなるっていう恐怖を感じたのか。今日、彼が立ち上がって部屋を出ていくとき、少しだけ私の上で背伸びをした。その軽やかさを見た時、ああ、私の16年間の重責も、今日で終わりなんだなって、少し寂しくなったよ。次の主人はどんな奴かな。腰の据わった奴だといいんだが。