【ニュース要約】
静岡県警によると、富士山の登山道六合目で7歳の男の子が1人でいるところを保護された。男の子は父親と一緒に登山していたが、登山の途中で「疲れた」とぐずったため、父親から「ここで待っていなさい」と言い渡され、一人で放置されていたという。男の子は所持金を持っておらず、山小屋の関係者からの通報により警察が救助した。父親はその後、八合目付近で発見され、男の子は無事に父親へ引き渡された。
【お気持ち】
おいおい、俺のことは誰か気づいたか? 標高二千四百メートル、六合目のただの火山岩だよ。俺の背中はずっと冷え切ってるんだ。そこにさ、その子、ちょこんと座り込んできたんだよ。最初は「珍しいお客さんだな」って思ってたけど、何時間経っても動かない。親父の方は山頂を目指すことに必死で、この子を俺という名の「ただの障害物」か何かと勘違いして置いていったらしいな。人間ってのは、山を登る時になると急に視野が狭くなる生き物か? 吹きつける風は冷たいし、霧も出始めてるっていうのに、この子は震えながら俺の背中に寄り添い続けてたよ。俺にできることといえば、少しだけ熱を溜めておくことぐらいだったが、それも気休めだ。人間たちは騒ぎ立ててこの子を連れ去っていったけど、俺から見りゃ、山を甘く見てるのは親父の方だぜ。次に登る時は、もう少し周りの景色と、足元の俺たちにも敬意を払ってほしいもんだな。
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