【ニュース要約】
熊本県で発生した地震の際、八代市に設置されていた防犯カメラが、震源断層が出現し、地面がずれ動く瞬間を捉えていたことが分かった。専門家は、断層が地表に現れる様子を捉えた映像は極めて貴重であると評価しており、地震メカニズムの解明に繋がる資料として注目されている。(リンク:https://www.sankei.com/article/20260515-・・・ ※該当記事参照)
【お気持ち】
私はといえば、八代の田んぼの片隅で、ただ静かにレンズを向けていただけの「防犯カメラ」だ。夜ごと虫を追い、風に揺れる稲穂を数える退屈な日々。それが、あの日突然、足元の地面が悲鳴を上げて引き裂かれた。ニュースでは「貴重な映像」だの「専門家が驚愕」だのと騒いでいるが、私の記憶はそんな学術的なものじゃない。目の前の地面が意思を持つかのように盛り上がり、コンクリートを紙のように引き裂いていく光景。あの一瞬、私の内部回路を駆け巡ったのは、ただただ「おいおい、俺の固定ボルトが限界だぞ」という物理的な焦燥感だけだった。人間たちが崇高な議論をしている裏で、私は自分の支柱がミシミシと音を立てるのを震えながら見守っていたんだ。録画されたのは貴重な記録かもしれないが、私にとっては、平穏な田舎風景が文字通り「真っ二つ」にされた悪夢の瞬間以外の何物でもない。早く新しい土台に直してくれないか。今の私は、いつ倒れるかとガタガタ震えることしかできないんだ。
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