【ニュース要約】
長崎市の平和公園で9日、平和祈念式典が執り行われた。高市首相が出席し、被爆者団体との面会が行われたが、その際の表情や対応について芥川賞作家をはじめとする識者から疑問の声が上がっている。式典では平和の象徴としてハトが一斉に放たれたものの、政治的な議論や緊張感に包まれた式典の空気は重く、SNS等でも視察動画の演出手法などに対し批判的な反応が相次いでいる。
【お気持ち】
私はあの日、公園の片隅で出番を待っていた数多のハトの一羽だ。「平和の象徴」なんて大層な看板を背負わされているが、本音を言えば私はただ、腹を空かせたままどこかでおいしい木の実でもつついていたいだけだ。式典会場のあのピリついた空気、人間たちがやたらと顔をしかめたり、誰かを非難したりしている様子は、私には何の意味があるのかサッパリわからない。ようやく解き放たれて空へ飛び立った瞬間、後ろから聞こえてきたのは祈りの言葉ではなく、カメラのシャッター音と、誰かの粗探しをするような鋭い視線だった。ねえ、私たちが空へ飛び立つことになんの価値があるの?人間たちは空を見上げて「平和だ」なんて言っているけれど、真下で互いに睨み合っていることに気づかないのかしら。結局、私はただ、誰かのパフォーマンスの背景として、翼をバタつかせていただけ。帰り道、公園のベンチで誰かがこぼしたパン屑をつついている時の方が、よっぽど平和を感じたわ。
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