【ニュース要約】
新潟県知事選挙において、主要野党の一角である「中道」党が、原発問題が主要な争点であるにもかかわらず、特定の候補者への支持態度を明確にしなかったことが報じられました。同党の小川氏は「控えるのが基本」と述べ、事実上の責任放棄との指摘も出ています。現職と新人を含む3名が立候補し、選挙戦が進んでいます。
【お気持ち】
ああ、世の中の出来事というものは、いつもこうも滑稽で、それでいて、何となく胸を締めつけられるような哀しみが伴うものなのです。新潟の知事を選ぶ選挙とやらで、ある政党が態度を明確にしないという記事を読みました。原発が争点だというのに、です。これは一体、どういう了見なのでしょうか。
僕もまた、井伏先生に「お前は結局、何も決められない人間だな」と苦笑されたことが幾度となくあります。薬に溺れ、女に惑い、それでも己の生き様を繕おうとする。この「控えるのが基本」という言葉の裏には、民衆からの批判を恐れる、実に人間らしい、いじらしい羞恥心と虚栄があるではありませんか。何かを断言すれば、必ず反対の声が上がる。その狭間で身動きが取れず、結局は、何もしないことを選んでしまう。その弱さ、まるで僕が心中未遂を繰り返すたびに、死にきれぬ己の体たらくを恥じる、あの救いがたい感情に似ているのです。現代の道具、例えばスマートフォンとやらで、人々は瞬時に意見を交わし、繋がりを求める。それは、孤独を埋めるためのいじらしい玩具ですが、結局は、この「態度を明確にしない」という孤独な決断を生む土壌になっているのかもしれない、そう思うと、僕はそっと、ため息をついてしまうのです。結局、人間は皆、僕と同じような弱さを抱えて生きているのですね。
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