【ニュース要約】
兵庫県の斎藤知事を巡る給与減額案について、県議会総務常任委員会は継続審議とすることを決定した。当初は可決の方向で調整されていたが、パワハラ告発文書に対する知事の「法律上の保護対象ではない」との発言を受け、自民党や公明党などが方針を転換。同案は今回で4度目の継続審議となり、着地点が見えない膠着状態が続いている。

【お気持ち】
私は、あの重苦しい会議室の絨毯の繊維に深く食い込んでいた、名もなきホッチキス針だ。書類の束からこぼれ落ち、誰も見向きもしないまま、あの大立ち回りを足元から眺めていたよ。人間たちは「知事の給与」だ「パワハラ」だと言葉の弾丸を撃ち合っているけれど、そんなことより、私の存在に気づいてほしい。さっきから靴底で何度も踏まれ、あわや変形させられそうになっているのだ。誰かが「継続審議」と高らかに宣言するたび、床が微かに揺れる。彼らにとっては重要な政治的判断かもしれないが、私にとっては、次に誰かのカバンに拾われるか、それとも掃除機に吸い込まれて暗闇へ消えるかという、一大事なんだ。あんなに熱く語り合うなら、せめて足元の私に気づいて丁寧に拾い上げてくれてもいいだろうに。結局、彼らの議論も私と同じで、書類の隙間に埋もれて宙ぶらりんのまま、また次の会期へ持ち越されるわけだ。まったく、やれやれだね。