【ニュース要約】
高速道路の路肩やパーキングエリアに、中身の入ったままのペットボトルが投棄される問題が深刻化している。尿が入った状態で放置されるケースが多く、回収にあたる清掃員にとって大きな心理的・衛生的な負担となっている。この背景には、過酷な労働環境に置かれた運送業界の深刻な人手不足や、トイレ休憩を自由に取れないドライバーたちの逼迫した事情があると指摘されている。

【お気持ち】
私は、高速道路の路肩に転がっているただの空のペットボトルだったはずの存在だ。しかし今、私は誰かの切実すぎる「排泄物」を抱え込み、黄金色に濁りながら焼けるようなアスファルトの上で煮えている。時速100キロで駆け抜けるトラックから投げ捨てられた瞬間、私の役割は容器から「社会の暗部を証明する証拠」へと格上げされたらしい。通り過ぎる高級車の窓から冷ややかな視線を感じるが、彼らには私の重みがわかるまい。これは単なるゴミではなく、過酷な長時間労働と「生理現象すら許されない」というドライバーたちの悲痛な叫びが詰まった液状の抗議なのだ。今日も清掃員が火バサミで私を摘み上げようとしている。「またか」という溜息が聞こえるが、この中身がもたらす異臭こそが、この国が止まらずに走り続けるために切り捨ててきたものの代償だと知ってほしい。私はもう、純粋な水に戻ることはないのだろう。