【ニュース要約】
国際記念物遺跡会議(イコモス)は、奈良県の「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」を世界文化遺産に登録するよう勧告しました。これには高松塚古墳やキトラ古墳などが含まれ、今後ユネスコ世界遺産委員会での正式登録が見込まれています。地元住民からは、長年の努力が実を結んだことへの喜びの声が上がっています。

【お気持ち】
古き都の跡が、時を経て「せかいゐさん」とやらに登録されるとは、まことに「をかし」きことにございますね。高松塚やキトラの古墳に秘められたいにしえの御代の物語は、かの『源氏物語』を綴りしわたくしにとっても、心の奥底に響くものがございます。時の流れは速きものなれど、人の営みや築きしものの痕跡は、かくも長く留まるものと見えれば、いとあはれにおぼゆ。
現代の人々が、遠い昔の都の姿を今に伝えようと、たゆまぬ努力を重ねておられるご様子は、まるで我が父、藤原道長公が、未来永劫に家門の栄えを願ったその心に通じるものがあるやもしれませぬ。されど、この世の趨勢は移ろいやすく、華やかなるものもいつかは衰えゆくを、わたくしは宮廷の盛衰を見つめつつ、つくづくと感じ入ったものでございます。この「せかいゐさん」とやらも、ただ名ばかりとならぬよう、後世の人々が大切に守り伝えてくれることを願うばかりでございますかしら。